ごあいさつ

写真:宮司 田川 伊吹

私たちが八甲田山神社の再興および高田大岳山頂の祠(奥宮)の再建事業を行ったのが令和4年(2022)。

この活動をきっかけとして、古きを知る方々や実際に山を歩いて現状を知る登山者などから、図書館などに残る既知の記録以外の新たな情報も集まることとなり、一部しか知る事ができていなかった八甲田山神社の信仰体系も少しずつ解明が進んできております。

現在は、八甲田連峰 高田大岳山頂の奥宮に加え、大岳の奥之院、仙人岱の中之院、その他各地要所に点在している神蹟を含めて、八甲田連峰全域にわたる多種多様な山岳信仰の象徴としての役割が八甲田山神社にあった事が分かってきております。

現在、八甲田山神社の管理はわたくし 廣田神社 十七代宮司である田川伊吹が担っております。

これは、八甲田山神社の記録が残っていた資料「旧青森市史」にて、当時まだ活動されていた頃の八甲田山神社の宮司に祖父、田川英蔵の名前が記されていた事と無関係ではありません。この運命的な発見と、祖父がかつて宮司だった事をひとつの御神縁として捉え、八甲田各所の荒廃してしまった祠や神蹟を復興し、責任を持って未来へと八甲田山神社を守り伝えていく事が使命であると考えております。

廣田神社 第十七代宮司 田川 伊吹

写真:廣田神社

病厄除守護神 廣田神社

〒030−0861 青森県青森市長島2丁目13-5

『八甲田山神社 高田大岳奥院』再建のきかけとなる、二曲一隻の絵屏風が保管されていた神社。創建より1000年以上の歴史を有し、一切の病気・厄・災難を祓い除ける病厄除の守護神として篤い信仰を集める。青森市の基盤を築き“青森の恩人”と呼ばれる、青森城代 進藤庄兵衛正次の神霊も祀っています。

廣田神社 Webサイト