鎮座地
八甲田山神社は、八甲田山(八甲田連峰)全域にわたって座す、奥宮・奥之院・中之院などの祠群を信仰体系の象徴として存在しております。
多くの参拝者が訪れる奥之院・奥宮は、八甲田山の大岳と高田大岳のそれぞれの山頂に鎮座しているほか、大岳中腹の仙人岱付近には中之院が鎮座しています。
- 奥宮── 高田大岳山頂
- 奥之院── 大岳山頂
- 中之院── 大岳中腹・仙人岱
道のり
八甲田山の大岳や高田大岳の山頂にある八甲田山神社奥之院・奥宮を目指す道のりは険しい道のりを行くことになり、しっかりとした準備と装備のうえで登拝する必要があります。
ただ、その険しい道のりとはうらはらに、大自然の中の八甲田山を歩く道中は、春には新緑の息吹、夏には涼やかな風、秋には色とりどりの紅葉、冬には美しい樹氷を楽しみながら行く事ができます。
山頂の祠にたどり着けば、眼下には青森県を一望できるほどの絶景も楽しむことができます。
参拝方法
まずは息を整え、心身ともに正常な状態に整える事が大事です。
参拝方法は、「再拝(礼)・二拍手・一拝(礼)」を基本とした正式な作法が存在しますが、神さまに誠の心を捧げお陰をいただいてることに心から感謝して拝礼することがもっとも大事な所作と言えます。
もちろん、祈りの心は個々に違っていて当然ですが、参拝とそれにかかわる作法について、その「形」の前提にある「心」を大切にしていただければ幸いです。
具体的な作法
- 神前に進み、姿勢をただし再拝(礼)します。
背中を平らにし、腰を90度に折り、拝(礼)をします。
この時の拝(礼)は2度行います。 - 胸の高さで両手を合わせ、二拍手します。
この時、右指先を少し下にずらします。(第1関節くらいまで)
そして肩幅程度に両手を開き、2回手を打ち、その後指を揃えます。 - あらためて姿勢をただし、再拝(礼)します。
最後にもう1度拝(礼)をします。
御神光を授かる
高田大岳山頂に再建された高田大岳奥宮には、実は一定の条件が満たされた時にだけ見ることができる特別な仕掛けが施されております。
その仕掛けは、とある時期に拝礼を行い祠を正面から見た時だけ目にすることができます。もしも御神縁をいただき、それを目にする幸運を得られたならば、より一層の御神徳を賜ることは間違いなしです。
祠にどんな変化があるかは、清らかな気持ちを持って登拝していただき、ぜひとも自分の目で確かめてみてください。